最初のうちは、どこでも行ければスキーのツアーは楽しめるものだったのに、最近では行先のスキー場にもこだわりが出てきて、あこがれの行ってみたいスキー場がある、という人もいるでしょう。とくに中級以上になってくると、とにかくゲレンデを満喫したいということが第一条件になってきたりします。そうなると、あまり人が多すぎるゲレンデや初心者コースばかりがあるゲレンデというのは滑りにくいなあとかつまらない、といった印象になってしまうことでしょう。たとえば山形県の蔵王は、多くの人にとってあこがれの場所に一つに数えられることが多いです。
広さも申し分のない面積をほこっており、時期があえばとても美しい樹氷群を見ることもできるので、わざわざ海外から山形県の蔵王までこの樹氷群を見るために集まってくるお客さんもたくさんいるといわれています。あまりにも圧倒的な樹氷群があることから、モンスターと呼ばれたりもするくらいで、違う言い方をすれば樹氷群がこれだけすごくなるくらいなので、天気も冬の厳しさを満喫することができて、いかにもスキーのツアーに来た、という感覚を楽しめるとも言えます。しかしそんな極寒の日があったとしても、温泉街も発達しているのでアフターになったらゆったりと温泉につかってあたたまるのも格別の楽しさがあります。ただ、ここはリフトに乗るときに多少歩く距離があることから、スノボーの人は少し疲れてしまうとも言われます。